釣りキチ三平「鮎の夏2002」
あゆさんへ
ズズン!
ユ「ヒョオッ!!」
三「おいユリッペ腕上げたなっ!!
こんなコンディション悪いのにほとんどイッパツじゃねえか!!」
ユ「三ちゃんに教えられたとおり石を釣ってるだけヨ!!」グッ
三「よーし
その調子で竿を水面スレスレに寝かせて、竿先を掛かった位置にそのまま置くような気持ちで…」
三「鮎の引きに合わせながら自分の足場を下流に移動させ…
流れのゆるやかなヘチに寄せてくる!!」
三「するとホラ
ミチイトが次第に目の前さ近づいて来るべ
そこをつかむ!!」
ググッグッ
ユ ドキドキドキ ピッ
三「よーし!!
そしたら次は竿をかつぐ!!」
ユ ヨイショっと!!
三「いいぞいいぞ
あわてるな!!」
三「あとは慎重にイトをたぐり寄せて間合いをつめる!!吊し込みの一番面白えとこだ!!」
サッ
ユ ドキドキドキ サッ
ドキッ (見とれるユリッペ)
三「見とれてる場合じゃねえ!!
そこで玉網を抜く!!」
ユ「ハ ハイッ」
サッ
ユ「ヒョオッ」 ピッ
あゆさんへ
見にくいですが、釣りキチ三平で、私の1番好きなシーンです
最近は鮎釣りは基本が引き抜きになってますが、もともとは最後に掬う時も水中でした
私も幼い頃でしたので、ユリッペの様にドキドキが凄かったのを覚えてます
もちろん仕掛けも今とは大分違い、手尻は1メートル位だし、糸も太かった
あまり極細だとたぐり寄せてくると切れてしまう危険もあるので、025辺りが良いかな
大鮎なんかになれば、竿のみで寄せるのは困難なので、ユリッペの様に「自分が下流へ下がる」
ようは「おとりにも負担をかけずに取り込む」
(昔は一匹のおとりで数匹釣ったもんです)
この取り込みも覚えてほしいです
なんでもかんでも引き抜きぢゃないですからね
あなたにおススメの記事